発明・特許に必要な「環境」

発明を創出するには「環境」が必要です。いや発明に限った話ではなく、請求項を作成したり、その他のクリエイティブな仕事をするためには「環境」が必要です。そしてその「環境」は、物理的な何かを整えるのではなく、自分に向けて「それで、いいのだ」と声をかけることで「つくられるものなのだ」と思っています。


TEXT BY SHIGERU KOBAYASHI


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クリエイティブな仕事をするために必要な環境…。よく、「クリエイティブな物品に囲まれた環境」とか、「好きな物に囲まれた環境」、「カフェっぽい環境」が大切だという意見を聞いたりもしますが、どこに居ても常にクリエイティブでいられるためには結局、「リラックスした環境」に自分を置くことが大切なのではないかと、個人的には思っています。そして何をリラックスさせるのかというと、身体でもなく、脳でもなく、「心」なのではないかと思います。

好きな物に囲まれたり、カフェにいたりすると心がリラックスできるからクリエイティブな仕事ができるということだと思いますが、好きな物に囲まれていても憂鬱な気分であればクリエイティブな仕事はできないと思います。

また、打合せや会議で緊張している状態、自信がない状態では、心はリラックスどころか、ネガティブなことにエネルギーを注いでしまっているので、これもまた、クリエイティブな仕事はできないと思います。

しかし、だからといって緊張しがちな性格の人が急に緊張している状態から逃れることも、自信がない状態を打破することも難しいかもしれません。それに、無理矢理自信を持とうとすると、うわべを飾るだけになって変になってしまいます。

でも一方で、会議で緊張している「状態」も、自信がない「状態」も元を辿れば自ら作り出しているのではないかとも思います。自分が何か変なことを発言したら上司や同僚にどう思われるだろうかと「気にする」…だから「気になる」。

気にするから気になる…「リラックスできないという課題」を【解決する手段】は、ここにあると思っています。「気になる」のは「状態」なので、そこから脱却するのは難しいかも知れませんが、トリガーである「気にする」は「意志」なので、どうにでもなる。

そして、その意志を強く持とうとすると、つい力んでしまってリラックスから離れてしまいますので、私はこの名言を胸に秘めておくのがよいのではないかと思っています。

「それで、いいのだ」(赤塚不二夫先生

昨日の恥は忘れて、同僚がどう思うかという自意識を捨て、自信が十分ではなかったとしても今をスタート地点としてコツコツとやっていく。「それで、いいのだ」と言える「意志」があれば、心に余裕が生まれ、もっている力を十二分に発揮し、クリエイティブな発想が生まれ「天才」になれる(かもしれない)

机の上を整理したからといって良い仕事ができるとは思っていませんが、心を少しずつでも整理していけば、もっと良い仕事ができると思っています(自戒)。



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