引き寄せの法則…「それでいいのだ」

ビジネス成功、人生成功の法則として「引き寄せの法則」というものがあります。あまりに有名ですが、固執すると却って苦しくなるのではないかと思います。特に、真面目な人にとっては。そもそも潜在意識がすべてポジティブで埋まっているなんて、ない。ネガティブに飲み込まれなければいいわけで、それが顔を出してきても「それでいいのだ」(赤塚先生)。


TEXT BY SHIGERU KOBAYASHI


スポンサードリンク


随分と前から、ビジネス成功の方法、人生成功の方法として「引き寄せの法則」というものがあります。「引き寄せの法則」に関する書籍も巷に山ほど出ています。

潜在意識にポジティブがあれば、自分にポジティブがやってくる。潜在意識にネガティブがあれば、自分にネガティブがやってくる。だから、いつも、成功・楽しい・ポジティブを心掛けよう。結果が起きるには、原因があるから。

という具合のものと理解しています。

「つまらない…失敗するのではないだろうか…こんなの、うまくいきっこない…」などとネガティブ思考でいるよりは、ポジティブ思考でいる方が良いのは間違いないです。その方が人生たのしいですから。

個人的には「引き寄せの法則」に対して否定派ではないです。でも、あまりに法則に固執すると、逆に苦しくなるのではないかとも思います。なぜなら、一日中ポジティブでいるなんて難しいし、ふとした瞬間に不安に思ったり、怒りが出てきたり、心配に思ったりすることもあるからです。

厳格に引き寄せの法則に固執すると、無意識に不安が顔を出した時に、

不安に思ってしまった

楽しく、前向きにいかないと

などと思ってしまいかねない。特に、生真面目な人は。それは苦しいし自然ではない。

そもそも、不安感や心配がでてくるのは仕方ない。だって、過去にそういう体験がゼロな人はいないし、ある現象があったときに潜在的なネガティブな感覚を味わることだってあるから。

だから、ネガティブな側面については、

  • ネガティブ感が心に出てきただけでは、ネガティブな結果を引き寄せない
  • ネガティブ感が心に出てきて、それに飲み込まれてしまうとネガティブな結果がくる
  • ネガティブ感がでてきても、それは自然なことで「それでいいのだ」(赤塚不二夫)

と捉えるのが良いと個人的に思っています。だから、私は、「引き寄せの法則」の肯定派でもなく否定派でもなく、「赤塚派」です。

ところで「ポジティブに飲み込まれる」って、もしあるとしたら、どんな心理状態なのだろうか…とも思ったりもします。



スポンサードリンク